







あっという間にスタートから3日も過ぎてしまいました。
日に日に盛り上がりを感じています。
これまでにお出かけくださいましたお客様には本当にありがとうございます。
さあ、今日からは会場にお運びいただけないお客様にも
もふもふ展覧会の谷中のZOO作品を楽しんでいただけたらと思います。
今回私は昨年本当に久しぶりに訪ねた京都・奈良の思い出からツノツノでまとめてみました。
谷中のツノジカ
コロナ禍で3年ぶりに開催された関西のイベント出展を兼ねて京都・奈良を回ってきました。
きっと気がつかない内に心が縮まっていたのでしょうか、小さな小さな一人旅だったのですが毎日が本当に楽しくて、お寺や仏像を見て回っているうちに心が軽く解れて明るくなった気がしたのです。
早朝から回った小雨の奈良公園から春日大社への道で出会ったシカが忘れられなくて、モデルにしてみました。
その子はツノをもっていなかったので、大きなツノをつけてあげました。
この子の前足は左右曲がりが違っています。
ゆったり座っていてくれる子になればと作りました。
背中の斑点も皆さんに好評で嬉しかったです。
横見の丸みも可愛くできたと思います。
そして3体のツノツノのお話・・
春日大社へ小雨で湿った木立の土道を歩いていくと、濡れた土や緑の匂いが心地良くて、
心が潤い整っていく様な気がしました。
木々の足元には苔がむし、永い時そこに佇む苔むす大きな石灯籠が左右に並ぶ中一人進むごとに
異世界に入っていく感覚で、
ふと見るとずっと続く灯籠の苔の上にぽっぽっと小さな精霊がいるような気がしたのです。
ちょこんと座っていたり、寝転んでいたり。
苔葉霊(こけばだま)
丸々とした精霊魂のイメージです。
尻と足のボリュームを抑えたので丸々のバランスも良くできたと思います。
お鼻は木ボタン、お耳は苔に刺した様な葉っぱ、
ツノは濡れた苔に生えた菌糸をイメージしました。
朧霊(おぼろだま)
淡い月の光に照らされると、足下から光苔を体に集めてツノから空に飛ばしていく様なイメージです。
この子の宿る石籠はほのかに光を灯している様に見えるのです。
この子のツノは土に帰る動物の骨、ボディは夜の蒼をイメージしました。
雷霊(かみなりだま)
虎虎パンツのこの子、実は雷神さんの小僧さんでのイメージです。
お耳の裏も虎虎。まだまだ修行中の身、小さな雷しか起こせません。
雲の上でちょこまかしているうちに地上に落ちてきました。
太鼓を持って空に戻れるのはいつの日か、がんばれ雷霊!
今回の4体はどの子も上を向いています。
同じ場所に座った時にこちらをしっかり見てくれる様に。
そして、色々あるけれど、気持ちはしっかり上を向いていたい。
そんな気持ちを込めて作りました。
さあ、もふもふ展覧会も今日明日の2日限りです。
谷中のZOOの4体は4月1日浜松町で開催のテディベアコンベンションでもご覧いただけますが、
6作家によるあの空間で見られるのは今日明日限り。
本当にすてきな展示空間になっていています。
お時間ありましたら是非お出かけください。
ラスト2日は6作家揃って皆様をお迎えいたします。
(湊は本日18日は13時半からの在廊いたします)
「もふもふ展覧会」テディベア・ぬいぐるみ作家6人が集まり、どうぶつ展覧会を開催します。
大竹陽子・オカムラノリコ・北尾昌子・坂井礼・高氏佳子・湊敦子(五十音順)会期:2023年3月15日(水)〜19日(日)
12〜19時(最終日は17時まで)
会場:ギャルリー・ラー〒104-0061東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル 601(Galerie Lã)
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅10番出口より徒歩1分
詳しくはもふもふ展覧会専用インスタへ。
@mofumofu_tenrankai
posted by yanakano zoo at 07:52|
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